海外からも評価される高級品が、かつての小学校の校舎で生産されています。
カシミアニットを製造する岩手県北上市のUTO岩手工場が、新工場のお披露目を兼ねた特売会を7月19日から開催しています。

UTO岩手工場は、北上市の別の場所から2024年4月に市内の旧黒岩小学校に工場を移転しました。

セーター1枚5万円以上(通常)という、高級カシミヤ商品を生産するUTOの新工場お披露目を兼ねた特売会には500点以上が並び、全て半額以下で販売されています。

高橋礼子アナウンサー
「この麻で作られたショールはこちらの工場でしか販売していないそうです。さらっとした肌ざわりで、この時期にぴったり」

セーターや手袋のほかシルク素材のサマーニットなどもあり、訪れた人はその手触りを確かめながら商品を選んでいました。

訪れた人からは「暖かい。1枚でも暖かい」「ショールもいいねなんて言って」「なくなってしまった黒岩小学校を再利用してっていうのは、すごく地元愛にあふれている企業だからやってこられているのかなと」という声が聞かれました。

商品の海外展開に伴い、より広い場所を求めて2023年に閉校した黒岩小学校に移転したUTO。工場の至るところに学校の面影が残されています。

UTO岩手工場 玉澤宏美工場長
「お客さまが目の前で触って喜んでいる姿を見て励みになった。移転してきた時、なんて広いところなんだと驚いたが、これがどんどん手狭になって、ここでも足りないくらい事業が広がればいい」

この特売会は2日間の限定開催で、20日も午前9時半から行われます。

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