顧客の情報を無断で共有したなどとして行政処分を受けた問題を巡り、三菱UFJフィナンシャルグループは社長らの報酬を減額する処分を発表しました。
亀澤社長
「この度の事態につきましてグループCEO(最高経営責任者)として大変、重く受け止めております。お客様をはじめとする関係者の皆様にご心配、ご迷惑お掛けしていますことを心よりおわび申し上げます」
亀澤宏規社長や三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の小林真社長らは月額報酬の30%を3カ月、減額します。
また、不正があった当時の銀行トップであるフィナンシャルグループの三毛兼承会長は最も重い処分となっていて、月額報酬の30%を5カ月減額します。
不正の可能性を把握しながら管理監督責任を果たせなかったためだとしています。
三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券など3社は先月、顧客の非公開情報を無断で共有することを禁じた「ファイアウォール規制」に違反したなどとして、金融庁から業務改善命令を受けました。
首脳陣への報酬減額処分を実施することで経営責任を明確化します。
今回の問題を受け、三菱UFJフィナンシャルグループは業績として数十億円規模の影響があるとしています。
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