今月、20年ぶりとなる新紙幣が発行されたばかりですが、銀行業界のトップは将来的には完全キャッシュレス化を実現すべきだという考えを示しました。

全銀協 福留会長
「個人としては効率化やデータ利活用の観点から将来的には完全キャッシュレスを実現すべきだとは考えておりますけれども」

 今月3日に渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の肖像をデザインした新紙幣が発行されました。

 徐々に新紙幣の流通が広がっていますが、全国銀行協会の福留朗裕会長は現金を扱わないことで店頭などで作業効率がアップすることや支払いデータなどが活用できるという観点から将来的には完全キャッシュレス化を実現すべきだという考えを示しました。

 銀行界としてもキャッシュレス化を推進していくとしています。

 ただ、キャッシュレスに不慣れな高齢者が多いことや結婚式のご祝儀、お年玉など現金を使う慣習も多いため、当面、現金は役割を持ち続けるという考えも示しました。

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