コロナ禍の運休を経て次々と再開した国際線。ここ最近は、外国人観光客であるインバウンドの復活で、高松空港、岡山空港でも国際線が増便され、それぞれで特色が出てきました。

高松空港では、7月18日から、ソウル線がエアソウルとジンエアーの運航で週14往復になります。台湾の台北線はチャイナエアラインによる週5往復。中国の香港線も香港エクスプレス航空による週5往復。2024年4月に再開した中国の上海線は春秋航空による週4往復です。台北線以外は格安航空会社LCCの運航となっています。

一方、岡山空港では台北線は、同じ機体で往復しない便がありますが、2024年10月27日からタイガーエア台湾が増便し、実質、週9往復となります。ソウル線は8月3日から大韓航空が増便し週5往復に。上海線も中国東方航空により週5往復となっています。こちらは台北線だけがLCCです。

便数だけで見ると、高松空港はソウル線、岡山空港は台北線に強みがあるように見えますね。

ただ、LCCか、サービスが充実した従来型の航空会社かという違いもあり、岡山空港と高松空港だけでも様々なニーズに応えられる状況になったと言えます。

一方、近隣の広島空港や松山空港でも国際線の拡充が続いています。

地域間競争を勝ち抜くため、岡山空港と高松空港では、インバウンドや日本人に人気の高い東南アジアの路線の開拓に力を入れています。岡山県では伊原木隆太知事などが7月24日からタイを訪問し、路線誘致に向けて現地の航空会社とトップセールスを行うことを発表しています。岡山・香川でも今後の国際線の動きに注目です。

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