日本発祥といわれる「カレーパン」ですが、今、その味に魅了される外国人観光客が増加しています。
■競争で進化「カレーパンの世界」
街ゆく外国人観光客には、なんとも物珍しく映っているようです。
バングラデシュから来た観光客
「私は日本に来てクリームパンを食べました。クリームパンはバングラデシュにはないんです。日本にはコンビニごとに本当にたくさんの種類のパンがありますよね。驚きました」
フランスから来た観光客
「あれはパンじゃないわ。違うわね、おいしいけど」
こう感じる外国人が多いのは、実は日本のパンが独自の進化を遂げているから。なかでも一際、熾烈(しれつ)な争いを繰り広げているのが日本が発祥といわれるカレーパンです。
ふっくらきつね色を開いたら、一晩寝かせたというカレーのお出ましです。
東京・板橋区のパン屋さんで人気の定番なのですが、マルジュー大山本店では、さらに進化したカレーパンが誕生していました。
マルジュー開発責任者 河本慎太郎さん
「特徴は中にトッピングしているシーフード。エビとアサリとイカ3種類をガーリックバターでソテーしていて、ガツンと来るインパクトとシーフードのゴロゴロ感があって食べ応えがある商品」
実はこれ、今年のカレーパングランプリで最高金賞を取った商品なのです。金賞を巡る争いは年々、激しさを増しているといいます。
マルジュー開発責任者 河本慎太郎さん
「(カレーパン市場は)熱くなってきている。年々、パン屋さんの中でカレーパンは必須のアイテムになってきている。そのなかでどう差別化をしていくのか」
しのぎを削るカレーパンに熱視線を送るのは日本人だけではありません。
■「カレーパン」なぜ外国人を魅了?
低温の油でじっくり揚げてきつね色にこんがり仕上がったら完成。カレーと一緒にあふれ出す濃厚チーズが魅惑の一品です。
東京・浅草のカレーパン専門店には外国人客が押し寄せていました。
台湾から来た観光客
「ナイス!インスタグラムでこれを見たので(カレーパンを)食べに来た」
イタリアから来た観光客
「味はとってもおいしい。良いお肉が中に挟まっている」
店には平日もたくさんの外国人が訪れるといいます。
Giraffa浅草店 成田歩未さん
「カレーパンをめがけて(お店に)くるイメージ。伸びるチーズに驚いていたり、とてもおいしそうに食べている」
外国人客の多くはSNSを見て訪れているそうです。
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