JR山形駅で、不審者対応訓練が行われ、JRの職員が犯人を制圧する「さすまた」の使い方などを学んだ。
この訓練は、2018年に東海道新幹線の車両内で発生した殺傷事件をきっかけに、JR東日本が社員を対象に、県警の協力を得て行っているもの。
6回目となる今回は、初めて本物の列車を使って行われた。
訓練で県警の職員から、不審者が現れた際に大事なのは、「警察への早期通報」「常に不審者から目を離さないこと」「不審者との距離の確保」そして「防犯用具の活用」と伝えられた。
(運転士)
「ただ今、不審者の情報が入りました。危険ですので絶対にホームに出ないでください。車内にとどまってください」
また、列車外に出た不審者に対し、社員が「さすまた」を使って制圧する対処法も学んでいた。
(JR東日本山形統括センター・齋藤理砂さん)
「訓練ではあったが『怖いな』と一番に感じた。不審者との間合いの取り方や護身用具の使い方を教えてもらい、実践的な訓練とすることができた」
訓練に参加したJRの職員は真剣な表情で対処法を学んでいた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。