シャープは国内で唯一生産していたテレビ向けの液晶パネルの生産停止に伴い、子会社の従業員を対象におよそ500人の早期退職を募集していることがわかりました。

シャープは液晶パネルの不振を受けて堺市にある子会社ＳＤＰ＝「堺ディスプレイプロダクト」の工場での稼働を今年9月までに停止することを決めています。

こうした中、工場の従業員の6割に当たる500人に対して、早期退職を募っていることが関係者への取材で分かりました。

関係者によると応募した社員には月収の最大24か月分の加算金が支払われ、希望者には再就職の支援も行われるということです。

シャープをめぐっては液晶パネル事業の低迷などが影響し、昨年度の決算では、およそ1500億円の赤字となっていて、今年5月には生産の終了を発表していました。

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