長電バスは12日、運転手不足で今年1月に踏み切った長野市内の路線バスの「日曜全便運休」について、8月から一部路線で運行を再開すると発表しました。土曜・祝日の本数を減らすなどして調整したということです。
長電バス・大石真一取締役:
「4路線を今回、運行再開とします」
一部の路線で日曜日の運行を再開するとの方針は、12日の長野市の地域公共交通会議で長電バスが明らかにしたものです。
長電バスは、運転手不足の影響で今年1月下旬から長野市内の路線バスについて、日曜日の11路線182本の全便運休に踏み切りました。
開始から7カ月。運転手不足の状況は変わっていませんが、社内に「日曜日も運行すべき」との意見が根強くあり、検討を続けてきたということです。
長電バス・大石真一取締役:
「県庁所在地において、日曜全便運休はどうなのかという交通事業者としての考えであり、社内で協議を重ねました」
8月から再開するのは、日曜日の11路線のうち、「平林線」や「東長野病院線」など4路線76本です。
一方、運転手のやりくりのため、土曜・祝日のバスは最終便の時間を繰り上げるなど47本を減便。平日のバスの最終便も4路線で繰り上げ10本を減便します。
利用者は…。
利用者女性:
「ありがたいです。(移動の)足がないですから。バス様様です」
「日曜日は(バス使って)買い物行くのをやめて、近場で過ごしている感じ。(再開は)助かります」
長電バスは、県外から入社を希望するドライバーに支度金100万円を支給するなど、運転手確保の取り組みを進めています。
ただ、今後の状況次第では、再び日曜全便運休になる可能性もあるとしています。
長電バス・大石真一取締役:
「依然として運転手不足は深刻な状況。今回、復活はしましたけど、状況いかんでは、また日曜日全便運休という措置を取らざるを得ない状況に陥ることもある」
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