博覧会協会は、大阪・関西万博で独自パビリオンを出展するのは47カ国になる見通しだと発表しました。

当初の60カ国からおよそ2割減ったことになります。

来年の大阪・関西万博では当初、60カ国が独自で建設する「タイプA」のパビリオンを出展する予定でした。

■当初の2割減 47カ国に 国内事情や建設費高騰が影響

しかし、各国の国内事情や建設費の高騰などで断念する国が相次ぎ、博覧会協会は12日、最終的には、当初からおよそ2割減った47カ国になる見通しだと明らかにしました。

このうち建設業者と最終的な契約に至っていないのは、4カ国だということです。

■「工事が進むようサポート」と協会

当初「タイプA」を予定していた国のうち、協会が建物を建設して引き渡す「タイプX」に移行したのは、ブラジル・トルコなどの5カ国、博覧会協会が建設した建物を複数の国で共同利用する「タイプC」に移行したのは、スロベニアやナイジェリアなど7カ国、メキシコ・アルゼンチン・ロシアの3カ国が撤退を表明しています。

博覧会協会は、「各国の強いこだわりがあり決定に時間がかかった。今後もスムーズに工事が進むようにサポートを続けていく」とコメントしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。