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 居酒屋で「幹事」のように振る舞うAIが登場しました。飲み物の残りの量を認識して、おかわりの提案もしてくれます。

■料理や飲み物の残り具合を読み取り…おかわりを提案

AI幹事 この記事の写真

 テーブルに置かれたタブレット。先週発表されたばかりの「AI幹事」です。

乾杯の音頭 AI幹事
「それでは、お互いの健康と幸せを願って乾杯!」

 乾杯の音頭をとったかと思えば…。

おかわりを提案 AI幹事
「料理は枝豆とサラダがあるね。両方ともまだあるけど、そろそろ他のもの注文しようか。それから飲み物だけど、ビールがだいぶ減ってきているね。追加で頼んでおくよ。ビールでいいかな?」

 料理や飲み物の残り具合を読み取って、おかわりを提案してくれました。

Gatebox 武地実CEO

 開発したのは、都内のベンチャー企業です。

Gatebox 武地実CEO
「AI幹事ではGPT-4oという最近出た生成AI技術を使っている。景色とか音とかも全部分かるっていうところが、本当にAIに目と耳がついたような感じ」

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■居酒屋にあるメニューは…ほとんど認識可能

■居酒屋にあるメニューは…ほとんど認識可能

タブレットの前で、グラスを構えると…

 実際に体験してみました。

 タブレットの前で、3人がグラスを構えると…。

AI幹事
「みなさん、きょうは集まってくれてありがとう。飲んで食べて、楽しい時間を過ごしましょう。お互いの健康と幸せを願って乾杯!」

 これは、乾杯しそうな雰囲気を感じ取って、AIが発言しているということです。さらに…。

皿やグラスの空き具合を判定できる AI幹事
「みんな飲み物どう?そろそろ新しいのを頼もうか?」

 最大の特徴が、皿やグラスの空き具合を判定できること。

AI幹事
「料理が無いみたいだから、そろそろ注文しようかと思っているんだけど、何かリクエストある?」

 たまに、料理を間違えることもありますが、居酒屋にあるメニューは、ほとんど認識できるといいます。

AI幹事
「シャンパンがほとんどなくなっているけど、もう一本追加する?ビールとかコーラはまだ余裕あるし、そっちも続けて飲んでね」 1週間で10以上の飲食店から、「導入したい」という問い合わせが来た

 「AI幹事」は、発表直後から予想以上の反響があり、1週間で10以上の飲食店から、「導入したい」という問い合わせが来たということです。

武地CEO「まずは100店舗での導入を最初の目標にしたい」 武地CEO
「まずは100店舗での導入を最初の目標にしたい。人手不足を解消したりとか、追加注文を促進することで、お店の売り上げにつながる。ゆくゆくは常連さんだったら、毎回頼んでいるメニューを全部覚えて、いつもこれ頼んでいないけど、これも食べてみたら…みたいなことも言えたら、ちょっと面白いですよね」

(「グッド!モーニング」2024年7月11日放送分より)

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