(ブルームバーグ): 8日の東京株式相場は続落の見込み。米雇用鈍化を受け、自動車など輸出関連、素材、海運株など海外景気敏感業種の一角が軟調となりやすい。半面、医薬品などディフェンシブ業種、年内の利下げ期待による米国株高から電機株は堅調となり、指数を下支えしそう。

■東海東京インテリジェンス・ ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
・米雇用は緩やかな減速を示している、きょうの日本株は米金利低下が海外景気敏感業種にとってマイナスとなりそう
・日経平均は先週末終値をはさみ、プラスマイナス100円程度を行ったり来たりする可能性
・利下げ期待による米株高はグロース(成長)株中心に日本株を下支えしそう
上場投資信託(ETF)分配金による株式需給への悪影響はかなり織り込んできた
・フランス下院選、東京都知事選の結果はどちらも予想通りだった

背景

・米雇用統計、雇用者数と賃金の伸び鈍化-失業率は4.1%に上昇
・仏下院選、左派が予想外の勝利-ルペン氏極右は第3党の見込み
・東京都知事に小池氏の3選確実に、「重責を痛感」と勝利宣言
・けさのドル・円相場は1ドル=160円台後半で推移、前営業日の日本株終値時点は160円68銭

More stories like this are available on bloomberg.com

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。