下請け業者に自動車部品を不当に返品したり、製造に必要な金型を無償で保管させたりしていたとして、公正取引委員会はトヨタ自動車の子会社に再発防止などを勧告しました。
勧告を出されたのは、トヨタの子会社で「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」です。
この会社は納品時の検査をしなかったにもかかわらず、傷があるなどと返品していました。
不当な返品は65の下請け業者に対して行われ、約5400万円分の損失に相当するということです。
また、新たな発注の見込みがないにもかかわらず、部品の製造に必要な金型など664点を49の下請け業者に無償で保管させていました。
公正取引委員会は下請法違反にあたるとして再発防止などを勧告しました。
この会社は不当返品についてはすでに下請けに支払いしていて、金型の無償保管についても今後、支払う方針です。
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