トヨタ自動車の子会社が、下請け事業者に無償で金型を保管させたほか、不当に返品を行っていたとして、公正取引委員会は、是正を求める勧告を行ったと発表しました。
公正取引委員会は5日会見し、トヨタの子会社「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」が、自動車部品製造に使う金型664個を、全国の49の下請け事業者に対し、新たな使用のめどが無いのに、無償で保管させていたということです。
また、納品時に品質検査をしていないにもかかわらず不良品だったとして、65の事業者に、総額約5427万円の製品を不当に返品していたとしています。
公正取引委員会は、こうした行為が下請法違反に当たるとして、再発防止と是正を求める勧告を行ったということです。
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