7月3日開業時期が正式に示された福島県伊達市に建設される「イオンモール伊達」、地元からは歓迎の一方、心配との声もあがっている。
福島テレビ・丹野裕之記者:「およそ2年後、開業が予定されるイオンモール伊達の予定地です。きょうも広大の土地の中で、いくつかの重機で作業が進められていますが、まだ施設の着工の見通しは立っていません」
<当初の計画から2年遅れ>
当初の計画で「今年12月開業」とされた施設だが、まだ建物の影は見えない。
3日、イオンモールは新しい施設の開業時期を「2026年7月から12月」と明らかにした。当初から約2年の遅れだが、インターを目の前にした好立地に一日5万7000人の集客見込み!周辺の活性化に期待が寄せられる。
市民は「この辺は町外れなもので、こういう大型店舗出ればね、この辺も大変賑やかになってくるんじゃないかと思うんです」と話す。
<地元商店街は複雑な気持ち>
一方、予定地から500メートルほどの距離にある地元の商店街は、手放しでの歓迎とはいかない。天王通り商店街の佐藤弘組合長は「複雑な気持ちでございます。商店街としての機能っていうのが、これで皆さんどうなるのかなって気持ちがありますし」と話す。
一時期は30店舗以上が並んだ商店街も今は10店舗ほど。大型店舗の勢いに飲まれるのではなく、勢いに乗れる商店街を目指さなくてはならない。佐藤組合長は「ちょっとお店を覗いていただいて、この次に立ち寄りたいなって店に各々がね、なれればいいかなって思います」と話した。
開業まで2年あまり。地元の経済を刺激する役割が望まれている。
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