いまや“グルメ激戦区”となっている駅ナカ。「ササっと早い」は当たり前。実は今駅ナカでは、早いだけじゃなく「特別な体験ができる」グルメに注目が集まっています。そこでTHE TIME,『早朝グルメ中継』で豪快な食べっぷりが好評の篠原梨菜アナが、いざ駅ナカへ!
ササっと提供で“自分好みに育てる”ハンバーグ
まずは東京駅。八重洲北口の近く、「八重北食堂」にあるハンバーグのお店『極味(きわみ)や』。店内は全席“マイ鉄板付き”のカウンターです。
ハンバーグとご飯、サラダ、スープ、ソフトクリームがセットになった『極味やハンバーグステーキM(160g)セット』(2145円)をチョイスした篠原アナ。
入店時に注文と支払いを済ませ席に着くと、「ご来店ありがとうございます」の声とともに出てきたのがご飯・サラダ・スープ。
篠原アナ:
「すごいすごい。サイドメニューはすぐ。目にもとまらぬ早さで出てきました」
すぐさま目の前の“マイ鉄板”には小さいラグビーボールのような形の生肉の塊がのせられ、店員が焼き始めましたが、45秒焼いてひっくり返したら…お皿にのせちゃいました!
席に着いてから提供まで、わずか1分34秒。
ハンバーグは片面に焼き色が付いただけの“ほぼ生状態”で提供。あとは自分好みに、自分で鉄板で焼いて食べる、というシステムです。
一口サイズに切って、ジュージューとしたたる肉の脂と肉汁にからめながらの“自分焼き”に篠原アナも「うえへへ~。ハンバーグが焼ける香りを楽しみながら見る時間というのもいいですよね」
焼きあがったハンバーグを、「鉄板から直接キャッチして、ご飯にバウンドして、いただきます!」と一口でほおばると、立て続けにライス!ライス!ライス!
「肉の余韻でライスがいける。うま~」と大満足。
ハンバーグには玉ねぎを使用せず、つなぎを極限まで少なくしているので、お肉本来の旨みをガツンと味わえます。
『極味や』では、提供までの時間を大幅にカットすることで回転率をアップ!厨房が混まないので、ピーク時でも提供時間が同じというのもポイントです。
ササっと出てきてハンバーグを自分好みに育てる特別な体験!
東海道新幹線のホームまでは、歩いて1分30秒なので、ササっと食べて新幹線に乗って行く人も多いそうです。
「ねぎ焼き」ササっと提供は鉄板に秘密あり!
続いては、新大阪駅改札内のフードコート「のれんめぐり」。新幹線ホームに続くエスカレーターのすぐ近くにあり、『たこ家道頓堀くくる』や『串カツだるま』など大阪を代表するお店が集結していますが、中でもササっと食べられる人気のお店が『ねぎ焼やまもと』。
柔らかく煮た牛すじ肉とこんにゃくに、新鮮なネギたっぷりのお好み焼き、「ねぎ焼き」の名店です。
通常、オーダーから提供まで15~20分かかるとのことですが、新大阪店で番組スタッフが提供時間を測ってみると、4分30秒!
なぜこんなに早く提供できるのか?仕掛けは、鉄板にありました。
鉄板を「高温」と「低温」2つのエリアに分けることで、「高温」でしっかり焼き、「低温」に移動してストック。オーダーが入ったらあらかじめ焼いておいたねぎ焼きを「高温」に移動し、表面をカリッと仕上げて醤油ベースの特製タレを塗れば完成です。
『ねぎ焼やまもと』新大阪店スタッフ:
「生地から焼いた焼き立てを食べてもらうのが一番だけど、時間が無い方も多いので、苦肉の策です」
それでも「出張の時はオハコでここに来て食べる。待たずに食べられるのは嬉しい」と新幹線利用客から熱い支持を受けています。
「線路の上」で電車を眺めながらの生ビール
最後は、名古屋駅。手羽先が有名な『世界の山ちゃん』が駅ナカにあるのですが、場所は、なんと、線路の上!
これはリニア中央新幹線の工事に伴って使わなくなった名古屋駅東海道線の1番線ホームを有効活用する取り組みで、線路上に約300平方メートルの“ビアガーデン型”『山ちゃん』があるんです。ホームを挟んで向かいの線路には電車も走っています。
入り口で注文と支払いを済ませ、篠原アナが通されたのはスタンドテーブルのある「快速立ち飲みエリア」。快速だけあって、席についてからわずか38秒で生ビールと枝豆が到着しました。
篠原アナが「うわ~最高です!」と仕事中の生ビールを堪能していると、すぐさま、手羽先と串カツが到着。席に着いてからの提供時間は2分29秒!さっそく手羽先にかぶりつき…
篠原アナ:
「うま!スパイスが効いていてビールに合いますね〜。手羽先プリップリですよ!」
生ビールなどアルコール1杯(orソフトドリンク2杯)に、名物「幻の手羽先」が3本、みそ串カツ2本に枝豆がついた「快速立ち飲みセット」は1500円。
利用客:
「みんなで生飲みたいね、時間ないね、どうしよう、じゃあ1番線行こうという感じで。やっぱりね缶じゃなくて生だよね」
時間が無い人も嬉しい“快速提供”ができちゃう秘密は、2つ。
1つは世界の山ちゃん81店舗の中で「名古屋駅1番線店」だけに設置されている自動ビールサーバー。ジョッキを置いてボタンをポンと押すだけで、ほどよい泡加減の生ビールを作ってくれます。
さらに、手羽先は2度揚げなのでササっと提供することが可能なんです。
ちなみに、テーブルと椅子がある「ビアガーデンエリア」は飲み放題、食べ放題。(※大人4500円/90分 ※幻の手羽先は食べ放題対象外)
線路の上で飲むという“斬新で新鮮な体験”ができるだけでなく、目の前の電車なら、わずか30秒で乗れちゃうので、会社の飲み会などに重宝されているといいます。
安住アナも興味津々「入場定期券」は誰が使う?
スタジオでは、「入場券」を使えば、電車を利用しない人でも改札内のグルメを楽しめると紹介。
▼東京駅150円 ▼名古屋駅160円 ▼新大阪駅140円
(※各駅2時間まで。2時間を超えた場合、2時間ごとに入場料が加算)
東京駅では、「入場定期券」なるものもあり、大人1か月4620円。
入場定期券を初めて知ったという安住紳一郎アナは驚きながらも「でも入場定期券って誰が使うの?」と疑問の声を上げた。
駅の通り抜けで使用されることが多いと説明されると、「え~!通り抜けで買う人がいるんだ。その人を今度取材してみたい」と、入場定期券利用者のライフスタイルに興味をそそられていた。
(THE TIME,2024年7月2日放送より)
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