愛媛県松山市のJR松山駅では高架への切り替え工事が大詰めを迎えていて、新たな駅舎は9月29日に開業することが決まりました。3カ月後に県都の新たな玄関口が誕生します。
正本健太キャスター:
「新しいJR松山駅の前にやってきました。あちら新しい駅名も書かれてますね。待合室もありますね。駅のホームの工事がほぼ終わっているということで、いよいよ開業迫ってきました」
JR松山駅は高架化への工事が終盤に差し掛かろうとしている段階。JR四国は2日、駅舎の西側に建設中の新たなJR松山駅を9月29日(日)に開業すると発表しました。
現在の線路から高架化された線路への切り替え工事は、開業日の前日9月28日(土)の夜遅くから早朝にかけて行われる予定。この切り替えにより8カ所の踏切が廃止されるほか、新たな駅の入口は東西の2カ所に設置されます。
高架下の商業エリアは「JR松山駅だんだん通り」と名称が決まり、開業日に合わせてほとんどの店舗がオープンする予定。出店するのは18店舗。じゃこ天でおなじみの「安岡蒲鉾」や「山田屋まんじゅう」のほか「伯方の塩ショップ」に土産店など。飲食店は弁当やウナギ料理など愛媛の人気店をはじめ、鍋焼きうどんなど愛媛のグルメが楽しめるお店や、大手回転ずしチェーン「スシローグループ」が手掛ける大衆寿司居酒屋などです。
JR四国は「新しい松山駅ではバリアフリーに配慮した構造や自動改札の導入を予定。商業施設も同時に開業致し親しまれる駅を目指す」としています。
県やJR四国などによりますと、開業日当日には記念式典などを開く予定です。
また工事では、開業1週間前の9月21日(土)の深夜から翌朝にかけて、線路切り替えに向けた準備が行われる予定。松山から一部の区間ではバスなどの代行輸送を行うとしています。
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