ソフトバンクグループはAI(人工知能)を活用して医療データを解析し、リアルタイムで患者にあった治療の選択肢を提案する新しいサービスを始めると発表しました。

 ソフトバンクグループはアメリカの医療系スタートアップと共同で8月に新会社を設立します。

 このスタートアップは遺伝子検査や医療データを収集・解析し、アメリカでAIを活用した治療の選択肢を提案しています。

 システムの異なる電子カルテを統一してデータベースを作れるため、病院にコストや手間の負担を掛けずに大量の医療データを一つにまとめることができるということです。

 すでに2000の病院からアメリカのがん患者の約半数にあたる770万人のデータが蓄積されていて、このデータを日本の病院や製薬会社などに提供していくとしています。

 今後、日本でがん治療の中核を担う病院の医療データも統合し、患者一人ひとりの病状にあった治療の提供を目指していきたいということです。

 孫正義会長は医療とAIの融合によって日本の医療の進歩に貢献し、病気による悲しみを少しでも減らしていきたいとしています。

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