秋田県内のJAこまちとJAうごが、合併に向けた協議を始めることが分かった。協議を本格化させるため、7月2日に課題などを検討する研究会を立ち上げる。

「JAこまち」は湯沢市と東成瀬村、羽後町の一部を管轄し、正組合員の数は6984人。

羽後町の「JAうご」は正組合員が1337人。

両者は、これまで3回にわたり幹部職員による意見交換会を行っていて、合併に向けた話が持ち上がった。

協議を本格化させるため7月2日に研究会を立ち上げる予定で、合併に向けた課題などについて意見を交わす。

秋田テレビの取材に対し、JAこまちの遠田武組合長は「高齢化や人口減少など農業を取り巻く環境が厳しくなり、規模が縮小していく中で、農家の農業生産力を高め、所得に寄与していくために合併を考えていく必要がある」と話している。

県内では、13のJAを1つに統合することを目指して協議を進めたが、離脱が相次ぎ、2024年1月に協議を休止した。

JA秋田中央会は「この動きは将来的な県1JA化につながるものと考えている」として、JAこまちとうごの動きを支援する考え。

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