(ブルームバーグ): 米国の新築住宅販売は5月に大きく落ち込んだ。価格とローン金利の高止まりで、買い控えが続いている。
新築一戸建て住宅販売はほぼすべての予想を下回った。主要4地域すべてで減少したことを反映した。
販売ペースは過去1年のレンジ下限に落ち込んでおり、値ごろ感に乏しい中で勢いを欠く状況を示唆している。住宅ローン金利は6月中旬に3月下旬以来初めて7%を割り込んだが、それでも2021年末の倍を超えている。
高価格が多くの買い手を遠ざける一方で、在庫の急増は値ごろ感の改善に寄与している。5月の新築住宅販売価格(中央値)は、前年同月比0.9%下落の41万7400ドル(約6700万円)。住宅物件の供給は48万1000戸に増加し、2008年以来の高水準となった。
最近のデータによると、6月は住宅需要が全般的に持ち直している。全米抵当貸付銀行協会(MBA)の住宅購入申請に関する指数は、過去3週間上昇し、2月上旬以来の高水準となった。
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原題:US New-Home Sales Slump to Slowest Pace Since November(抜粋)
取材協力:Chris Middleton.
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