株価の上昇などを背景に、株式や投資信託の残高が増えたことなどから、ことし3月末時点の家計の金融資産が過去最高を記録しました。

日銀がきょう発表した「資金循環統計」によりますと、ことし3月末時点での家計が保有する預金や株式、保険などの金融資産は、去年の同じ時期に比べて7.1%増えて2199兆円となりました。

5四半期連続で過去最高を更新です。

株価の上昇により、株式や投資信託の残高が増えたことが主な要因で、去年の同じ時期に比べて▼「株式等」は14.2%増えて313兆円、▼「投資信託」は5.4%増えて119兆円となりました。

一方、3月末時点で日銀が保有する国の借金である国債の残高は576兆1836億円で、日銀の保有割合は53.25%となりました。

去年末の53.78%からは低下しましたが、依然として高い水準が続いています。

日銀の国債保有をめぐっては、おととし9月末時点で初めて50%を超えて以降、7四半期連続で日銀が国債の半分以上を保有する異例の状況が続いています。

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