梅雨本番にあわせて日本自動車連盟=JAFは大雨による道路の冠水に注意を呼び掛けています。

クルマや人的被害を防ぐうえで大切な3つのポイントを聞きました。

KTN記者
「大雨が降るたびに冠水する長崎市宝町のアンダーパスです。万が一、クルマを運転中に冠水被害に巻き込まれないためにはどう対処すれば良いのでしょうか」

大雨が降ったときのクルマの運転について注意点を教えてくれたのはJAF長崎支部の松本さんです。

松本義昭さん
「まず視界が悪くなるということ。ワイパーを回しますけども水滴とか、ミラーも水滴がついて通常よりも車とか歩行者を見逃してしまうようなタイミングが出てしまうので、そこを注意してほしい」

なかでも注意すべきなのは道路に水がたまる“冠水”です。

JAFは3つの注意点を挙げています。

まずは、地下道やアンダーパスです。

水がたまりやすく短時間で水位が上がる恐れがあるため、周囲より低い道路は避けるよう呼びかけています。

2つ目は・・・

「クルマにとっては 水がたまっているところに入るのは、例え数センチでもリスクが発生することになる」「ゴミや浮遊物が、クルマが走れたとしても知らず知らずのうちにそういったものを踏んでいたり、金属片なんかが流れ着いてそこを通っているという可能性も十分にありますので」

3つ目は、万一に備えてガラスを割るハンマーなど脱出用の道具を準備することです。

JAFはクルマに閉じ込められた姿を想像してほしいとしています。

松本義昭さん
「お年寄りの方や小さな子供さんが1人、2人といた場合、果たして全員を無事に車外に連れ出すことが可能なのか」「夜間であればもちろん真っ暗ですし、水も泥水で濁っております。視界も悪いです。そういった中でガラスを割って果たして本当に逃げ出すことができるのかと現実的には厳しいものがあると思いますので、そうならないための事前の準備をしっかり知識として持っていただければ」

JAFでは、天候が悪いときこそ安全に運転するためよう余裕を持った準備をと呼びかけています。

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