円相場が1ドル=160円台に近づいていることを受け、鈴木財務大臣は「行き過ぎた動きには適切な対応をしていく」と市場をけん制しました。

きょうの外国為替市場で、円相場は1ドル=159円71銭をつけました。

政府・日銀が2か月前に円安を食い止めるため、「円買い」の市場介入に踏み切った節目の160円台に迫っていて、鈴木財務大臣はJNNの取材に対し、「行き過ぎた動きには適切な対応をしていく」と改めて市場をけん制しました。

鈴木俊一 財務大臣
「為替の評価はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を反映して決まっていく。安定的に推移することが一番重要。行き過ぎた動きは、適切な対応をしていきたい」

ただ、円安の要因となっている日米の金利差は依然として縮まっておらず、円売り圧力が続いています。

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