タマネギの価格が異例の高騰。たっぷりのタマネギが欠かせない、ハンバーグ店がピンチです。
■1日6800円“負担増” ハンバーグ店ピンチ
オーブンから取り出した熱々のハンバーグに…タマネギたっぷりの和風ソース…!店自慢の“フワフワ”と例えられる絶品ハンバーグは、材料も半分以上がタマネギで、ジューシーで柔らかな味わいを引き立てています。
店自慢のフワフワ絶品ハンバーグ この記事の写真は8枚 初めて来た客「ハンバーグがフワフワで、初めてなんだけど感動」 ハンバーグを食べて感動する客
そんな店がいま、苦境に立たされています。原因はタマネギの高騰です。
AOI 岩井浩二オーナー「金額的にはタマネギがメインなので痛いですね。ここ2、3年ずっと上がりっぱなしで、青果店に9月まで(価格は)上がるよと言われ困っています」 AOI 岩井浩二オーナー
安い時で1箱20キロ、3800円だったタマネギが、現在は5500円と、1700円もの値上がり。しかも店で1日に使うタマネギは4箱にもなるので、少なくとも日々6800円の負担が増しています。
5年前、ハンバーグライスは860円でした。
AOI 岩井浩二オーナー「それが890円になり、950円になり、1000円になり、1100円になり、来月1250円。(値上げは)心痛みますが、上げなかったら自分たちも食っていけないので、それは仕方ないのかなと」 5年前は860円のハンバーグライス
東京都中央卸売市場でタマネギの1キロ当たりの価格を見ると、今週は186円と、去年の倍になっています。ところが、値上がりはまだ続くのではとの声も…。
タマネギ卸売り価格 アキダイ 秋葉弘道 社長「週を追うごとに値段が上がっていく状況。恐らく今の感覚から言うと(1袋258円から)300円近くまで」 アキダイ 秋葉弘道社長
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■玉ネギ“異例高騰” 原因は西日本の雨■玉ネギ“異例高騰” 原因は西日本の雨
原因は西日本の雨だといいます。
アキダイ 秋葉弘道 社長「西の方の(タマネギ)産地、いわゆる淡路島、佐賀県、西の産地は春から夏までは基本的は主産地になる。今年のいわゆる天候の流れとしては、西の方の産地が非常に雨が多かった。春からずっと多い。雨が降りすぎてタマネギ、ジャガイモ(の生育)が厳しかった」 アキダイ 秋葉弘道社長
秋葉社長によると、北海道産のタマネギが入ってくる7月後半から値段が下がるのではとのことです。
では、いまお買い得なのは
アキダイ 秋葉弘道 社長「いま本当に買うべきですね、トウモロコシ、ズッキーニ。夏野菜全般ですね。ブロッコリーも一時高値だったけど(価格が)すごく落ちてきた。平年並みかそれ以下になってきた。(ブロッコリーも)非常にいい。ほとんどの野菜、関東から東北にかけて主産地の野菜に関してはみんな安い」 アキダイ 秋葉弘道社長
タマネギやジャガイモは少なめにして、ズッキーニやトウモロコシを入れた、夏野菜カレーなどがおすすめメニューだと話していました。
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