5月の東京23区の新築マンション1戸あたりの平均価格は2カ月ぶりに1億円を超えました。去年と比べて1割下落したものの、2年前より2500万円以上高い水準です。

 不動産経済研究所によりますと、5月に発売された東京23区の新築マンションの平均価格は2カ月ぶりに1億円を超え、1億326万円でした。

 3億円以上の超高額物件が多数販売された去年【1億1475万円】より1割下がったものの、2年前の平均価格【7760万円】を2500万円余り上回っています。

 同様に首都圏の平均価格も下落していて、1年前と比べて7.2%【582万円】低い7486万円となりました。

 前の年の同じ月を3カ月連続で下回ったものの、2年前の価格【6088万円】より1400万円ほど高い水準です。

 不動産経済研究所は「去年の価格は極端だった」としたうえで、東京23区で需要の強さや工事費の上昇などが続いているため、今後も価格上昇の流れは変わらないとみています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。