16日の日経平均株価は482円安で寄り付いた後もずるずると下げ幅を広げ、一時910円安となりました。
終値は前日と比べて761円安の3万8471円でおよそ2カ月ぶりの安値です。
この大幅続落について専門家はこのように指摘します。
ニッセイ基礎研究所 主席研究員 井出真吾氏
「中東情勢が緊迫化したことをきっかけに、相場の潮目が変わったと言っていい」
これまでは、多少の悪材料があっても上昇を続ける、いわゆる「いいとこ取り相場」でしたが、それが一転「悪いところが目に付く」相場になったというのです
井出氏
「きのう(15日に)アメリカで発表された小売り売上高が予想を上回る強い数字。景気が良いということは、アメリカの利下げのタイミングがもっと後ろにずれる。これをリスクとしてみなすようになった」
今後については…。
井出氏
「予断を許さない状況がまだしばらくは続くかと思う。投資家としても、株も、もう一段の下落もなくはないという恐怖心に駆られています」
(「グッド!モーニング」2024年4月17日放送分より)
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