半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスは銀行団からの借入金約5400億円について返済期限を延長したと発表しました。

 キオクシアによりますと、今月に返済を迎えることになっている借入金のうち5400億円について、メガバンク3行などの銀行団との間で期間の延長に合意しました。

 また、2100億円の追加の融資枠も設けられたとのことです。

 経営基盤を安定化させるとともにAI(人工知能)が普及し、データセンター向けなどのメモリー需要が増すなかで設備投資などに充てるとみられます。

 製造する半導体メモリーの不況から、キオクシアの去年4月から今年3月までの1年間の決算は純損益が2437億円の赤字でした。

 ただ、最近は販売価格が上がり、出荷量も増えていて、今後も需要の回復を見込んでいるとのことです。

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