東海道・山陽新幹線で「のぞみ」などとして運行されているN700Sについて、JR東海が新たな機能を備えた車両を追加投入すると明らかにしました。

JR東海は14日の会見で、2026年度から2028年度にかけて「N700S」を17編成追加投入すると明らかにしました。

車両整備の際に客室の座席を自動で展開させる装置を一部に導入するほか、2026年度以降、既存の「N700S」に順次導入される予定の、グリーン車より高いグレードの「個室」も標準搭載されます。

一部の編成で、13日に引退が発表された黄色い新幹線『ドクターイエロー』の検測機能を担うほか、レールや枕木、ボルトの状態を自動で把握する新たな機能なども追加されます。

JR東海の丹羽俊介社長は14日の会見で「営業車両でドクターイエローと同等以上のデータを高頻度で取得可能となり、設備の安全性信頼性向上とともに、保守作業をさらに省力化する」と語ったうえで『ドクターイエロー』について、「多くの人に親しんでもらった。これまでのご愛顧に感謝したい」と話しました。

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