岡山と山陰を結ぶ特急「やくも」の車両が新しくなり、昭和・平成・令和と走り続けてきた最後の旧国鉄型特急電車381系は2024年6月15日に定期運行を終了します。
特急「やくも」が走るJR伯備線が電化開業し、この列車が走り始めたのは1982年7月1日でした。OHKのニュース映像でこの日を振り返ります。
岡山駅ではこの日の朝、出発式が行われ、やくも1号の運転士ら3人に花束が贈られたあと、長野士郎岡山県知事、岡崎平夫岡山市長(いずれも当時)らが電化を祝いテープカットしました。
長野知事は取材に対し、「伯備線にとっての多年の計画がやっと実現したということですから、関係の地域の人たち、特に山陰の人たちにとっては大変な福音だと思います。同時に私どもにとってみればこれから岡山を起点にして、北へ南へ新しい交通網の基幹的なものがだんだん伸びて、整備されていくという象徴でもある。瀬戸大橋時代になって中四国が1つになっていくという1つの証です。」と話していました。
岡山駅のホームには多くの鉄道ファンが訪れ、出発する様子を写真に収めていました。やくも1号は午前8時7分に島根県の出雲市駅に向け岡山駅を出発。この日は出雲市駅でも、島根県の恒松制治知事(当時)らが出席して、やくも6号の出発式が行われました。
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