「ドクターイエロー」の愛称で親しまれる新幹線の検査専用車両が、老朽化に伴い２０２７年以降をめどに姿を消すことになりました。

　ドクターイエローは、東海道と山陽新幹線の線路や架線などの設備状態に異常がないかを走行しながら検査する“新幹線のお医者さん”です。

　ＪＲ東海とＪＲ西日本が１編成ずつ保有していますが、老朽化を理由にＪＲ東海保有の車両は２０２５年１月、ＪＲ西日本の保有は２０２７年以降をめどに、引退することになりました。

　引退後の検測は、ＪＲ東海の営業用車両「Ｎ７００Ｓ」に専用機器を取り付けて行う予定だということです。ドクターイエローは１０日に１日程度の頻度で走行していますが、時刻表も公表されず滅多に目にすることができないことから“幸せの黄色い新幹線”とも呼ばれ親しまれています。

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