アメリカの中央銀行にあたるFRB（連邦準備制度理事会）は12日、政策金利を7会合連続で据え置く決定をした。

FRBは声明で、「インフレが持続的に2％へ向かうという確信が深まるまで、利下げは適切ではない」としたうえで、経済への影響を引き続き見極めるため、7会合連続で金利を据え置いた。

また、同時に公表した経済見通しでは、焦点だった年内の利下げは、1回行われる想定が示された。

従来の3回の利下げから回数が減り、インフレの抑制が想定通りに進んでいないことが示唆されている。

FRBのパウエル議長は会見で、インフレ抑制の進展を指摘しつつも、「インフレ率はまだ高過ぎる」と述べ、利下げは慎重に時期を見極める考えを示している。

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