4月の日本の経常収支は、証券投資による収益などが黒字幅を拡大したことで、4月としては過去最大の黒字となりました。

 財務省が発表した4月の国際収支速報によりますと、海外との総合的な取引を示す経常収支は前の年の同じ月より1550億円改善し、2兆505億円の黒字となりました。

 円安や金利上昇などを背景に、証券投資収益を含む第一次所得収支の黒字幅が、8080億円拡大したことなどが主な要因です。

 一方、原油価格の下落が一服し、輸入コストが増えたことや海外での研究開発に関する支払いが増えたことなどから、貿易・サービス収支は赤字幅が6761億円拡大し、1兆3830億円の赤字でした。

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