札幌に初夏の訪れを告げる恒例のイベント「北大祭」が、6月7日から始まりました。

 2024年の「北大祭」はどんな趣向を凝らした催しが行われているのでしょうか。

 現場の八木さんがリポートします。

 こちら北海道大学のキャンパスです。

 2024年で66回を迎える「北大祭」が6月9日(日)まで開催されます。

 個性豊かな模擬店が両脇に並び、この時間でも多くの来場者でにぎわっています。

 「北海道大学多文化コミュニティーHMcC」のブースでは、民族衣装を試着体験できるコーナーが設けられており、来場者は世界のさまざまな文化に触れることができます。

 これらの民族衣装は現地のお店からネットで購入したもので、30分の試着体験が800円で提供されています。

 2023年はコロナ対策のため、会場に人数制限が設けられていましたが、それでも3日間で62,000人が来場しました。

 今年は5年ぶりに人数制限も解消され、模擬店も300店以上が出店しています。

 日中のステージではバンドの演奏やマジックショーが披露され、会場を盛り上げていました。


 「北大祭」の目玉といえば、学生たちが趣向を凝らした模擬店です。

 「北大サバイバルゲーム同好会」のブースでは、エアガンで的を撃つ「本格射的」が楽しめ、10発で200円で楽しめます。

 今回の北大祭では300店以上の模擬店が出店。

 ココでしか味わえない北大祭ならではのグルメも充実しています。

 また、インターナショナルフードフェスティバルでは、北大に所属する留学生が生まれ育った国の郷土料理を提供しています。

 ザンビアの家庭料理「ビンボンボ」(豚足のトマト煮込み)、ネパールの「モモ」(ネパール風餃子)、エジプトの「シャワルマ」(エジプト風ピタサンド)など、さまざまな国の料理が楽しめます。

 北大祭ならではの魅力的な模擬店が軒を連ねています。

 「北大祭」公式キャラクターの “ふっとうくん”も登場。

 「今年のテーマは「GRANDE」で、ラテン語で「大きい」「偉大な」を意味します。広大な北海道の自然と文化をたくさん盛り込んだ「北大祭」を目指しています」(実行委員 前田優さん)

 北海道の地域性を反映したブースも設けられています。

 しもかわローカルストアの「トマトジュースうどん」や、湧別高校生徒会の「野菜ほたてカレー」など、地域の特産品を活かした料理が提供されています。

 北海道の魅力も詰まった「北大祭」は、6月9日まで開催されます。みなさん、ぜひお越しください。

8日(土)午前9時~午後9時
9日(日)午前9時~午後5時

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