無洗米と普通の白米って何が違う?実は研ぐ手間だけではない、大きな違いがあります。
■「おいしく食べるための炊き方も違う」
「おいしく食べるための炊き方も違う」 この記事の写真みなさん、普段から無洗米を使っていますか?手間が省けて便利ですが、無洗米でも洗いたくなったりしていませんか。今回はその違いについてお伝えします。
全国無洗米協会によると、研ぐ手間だけではなく「おいしく食べるための炊き方も違う」ということです。一体、どういうことなのでしょうか。
まず、無洗米はどのように作られているのでしょうか。無洗米は、あるひと手間を加えると、どんな品種でも無洗米になります。
玄米から精米した状態が白米です。白米は表面に「肌ヌカ」という粘着性が強いヌカが付いているので、研ぐ必要があります。
一方、工場で肌ヌカを取り除く加工をしたのが無洗米です。そのため、研ぐ必要がないのです。「肌ヌカがないため、無洗米は白っぽい」と言われます。
拡大してみると…拡大してみると、一目瞭然です。白米はゴツゴツしていますが、無洗米はツルッとしています。肌ヌカがないことがよく分かります。これが、炊き方の違いに大きく関わっています。
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■「研いじゃダメ」おいしく炊くには?■「研いじゃダメ」おいしく炊くには?
炊き方の違い無洗米は白米と比べるとスリムなので、同じ1カップでも無洗米の方が米粒が多くなります。そのため、白米と同じ水の量で炊いてしまうと、硬く炊きあがってしまいます。
無洗米を炊く時は、水の量を増やす必要があります。目安はお米1カップにつき、大さじ1〜2杯、水を増やしてください。
全国無洗米協会によると、炊飯器によっては無洗米コースがあるので、細かい水量は炊飯器の説明書を見て加減してください。
研いじゃダメもう一つ炊き方のコツがあります。“研がなくてもいい”じゃなく、“研いじゃダメ”です。
研いでしまうと、お米に傷が付いて、食感が損なわれてしまいます。水を入れると白く濁りますが、これはでんぷんや気泡なので、問題はないということです。
どうしても気になる場合は、軽くゆすぐぐらいに留めておいてくださいということです。
(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年6月6日放送)
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