これから旬を迎えるナスやピーマンといった夏野菜について、農林水産省は1か月を通じて高値になると発表。一方、お得に買える意外な場所もあるようです。

ナスのおひたしやピーマンの肉詰めなど夏野菜がおいしい季節。しかし…

「ピーマン高い。彩りで料理に使いたいけど…」
「高いのは素通り」

東京・練馬区のスーパー「アキダイ」では、夏野菜のナスが例年に比べ2割、ピーマンは3割ほど高くなっているといいます。


「食べ盛りの子どもがいるので厳しい。野菜食べさせたいし食べたい」

なぜ、夏野菜が高いのか、ナスの生産量1位、高知県の農園に話を聞くと…

輝農園 國澤勇一社長
「今年は黒枯病という病気が多くて、(ナスが)大きくなる前から病気が入って出荷できない状態。こんなに病気がきたのは初めて」

病気の影響でナスの収穫量は例年の7割程度に。原因として、平年を上回る雨の量や日照不足といった、天候不順が大きいといいます。

農林水産省は、こうした天候不順などの影響でナスやトマトといった野菜は6月の1か月間を通して、平年を上回る高値で推移する見通しとしています。こうした中、いま野菜をお得に買える場所が東京・町田市に…

車で30分かけて来た客「お値段安い、安いですよ」
車で1時間かけて来た客「トマトはちょっと高いけど、ここは割と良心的」

実はホームセンター「カインズ 町田多摩境店」の店内。地元の農家と直接やり取りすることで、安くて新鮮な野菜を調達しているといいます。

カブは4つでなんと50円!小さな傷や大きさなど、お店に並ばないいわゆる規格外の野菜も調達。お得な値段で販売しています。

カインズ 町田多摩境店 販売ラインマネジャー 山中大輔さん
「夏野菜の価格高騰を受けて、客足がさらに増えていると感じています」

野菜の産直コーナーは現在、関東の32店舗で展開しているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。