静岡県の鈴木康友 知事は、6月5日に就任後初めてJR東海の丹羽俊介 社長と面会し、30分ほどの会談の後、「リニア推進は必要だが、大井川の水確保と南アルプスの環境保全の両立を図る静岡県の方向性は堅持したいと伝えた」と述べました。
-初面会ではどんな話を?
鈴木康友 知事:
私の方からは基本的な考え方、「リニアについて重要なプロジェクトと認識し、推進の必要があると思うが、静岡県の場合は大井川の水の確保と南アルプスの環境保全の両立を図るという方向性については堅持をしていく。今後、対話をすべき項目として絞った28項目について真摯に対応をお願いしたい」と話した。
静岡県の経済的メリットについても、今後、環境問題とは別に議論する必要がある。
「東海道新幹線の停車本数がどれだけ増えるかなど、JR東海から回答いただきたい」と話した
-静岡空港の新幹線新駅については?
鈴木康友 知事:
テーマとしては出たが、長期的な課題として現状では具体的に話せる段階ではない。流域市町とも話をしなければいけないので、「可能性としてどうか」という話は出たが課題のあることで、「またコミュニケーションを取っていきましょう」と丹羽社長から回答をいただいた
-リニア問題の解決はいつまでに?
鈴木康友 知事:
これは28の課題に対して(JR東海に)真摯に回答いただき、専門部会等で検証したのち大井川の利水関係協議会にも納得いただき、課題を1つ1つクリアすることでプロジェクト推進の道が開けると思っている
-山梨県境のボーリング調査の説明は?
鈴木康友知事:
特に今回はない。私の方からは回答いただいたことに対して「専門部会で検証している」「利水関係協議会にも情報提供している」という状況の報告はした
-岐阜県内の井戸水位低下問題については?
鈴木康友 知事:
(静岡県の質問に対し)きちっとJRから回答をいただいたので、専門部会でも検討していただくと同時に利水関係協議会にも情報提供をしている。JRから「利水協の流域市町に説明したい」と申し出があり、「事務局が県なので事前に内容ややり方を事前に打ち合わせしたい」と申し上げた
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