トヨタ自動車など5社で認証試験で虚偽の提出など不正が行われていたことが分かりました。なぜ不正が行われていたのか調査結果を発表した国土交通省はどう見ているのでしょうか。国交省前から報告です。

 (経済部・進藤潤耶記者報告)
 国交省は5社に不正が発覚したということは重く見ていると話しています。今後、より良い方向にいくようにしていくためにどうしていくか考えていく必要があると話しています。

 ある国交省関係者に話を聞くと、「ゼロではないと思っていた。これぐらいの数が出てこなければ、どこかおかしいと思ったかもしれない」というふうにも話しています。

 そのなかでまだ調査途中のトヨタ自動車に立ち入り検査に入りますが、5社一度に入る人員がいないということもありますが、対象車種の数、それから試験項目の数を考えた時に一番影響が大きいこと、それからトヨタが世界的な企業であるという社会的な関心も考えたようです。

 国交省はこの春、有識者らによる認証不正の対策検討会を設置していて、夏をめどに方針を取りまとめる予定です。

 今後は今回の件も踏まえて進めるとしていますが、スケジュールは今のところ変更予定はないというふうに話しています。

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