会議を活性化させる秘訣を“ギャル”から学ぶ。
東京・渋谷で行われていたIT大手・富士通の会議。
そこに“ギャル”が参戦し...少し表情がこわばる富士通社員たち。
しかしこのあと、大きな変化が。
富士通社員が何かに目覚める!?
富士通社員「みんなで“アゲー↑”な気分でやることで、普段出ないアイデアが出てくると思ったんだよね」、「もっと発言しようとか、もっと前向きに考えようみたいなモチベーションにつながった」
企業の会議を“アゲる”ことで、新たな発想が生まれる「ギャルマインド」とは。
この日、富士通の社員たちが集まる会議に参加していたギャルたち。
彼女たちは、企業や自治体などの依頼を受け、通常の会議とは異なる進め方や雰囲気で新たなアイデアを引き出す「ギャル式ブレスト」というプログラムを提供している。
ここで早速、“いつもの会議との違い”が。
富士通社員「普段は『ラン』してます」
ギャル(Piffanyさん)「(ニックネームは)“走れみつひこ”」
富士通社員「好きなことは“魚釣り”で」
ギャル(リリースペイシーさん)「“走れみつひこ”だから...“泳げむねさだ”」
年齢や肩書、役職に縛られないニックネームで呼び合う、かつ、敬語は禁止など、会議を活性化させるための独自のルールが設けられている。
本来の肩書は「CEO室シニアマネージャー」の斉藤一実さん。
胸には“渋ロン”と書かれた名札が貼られている。
富士通 CEO室・斉藤一実シニアマネージャー「(Q.“渋ロン”さん?)渋谷が似合うロン毛ということでいただきました」
この日の会議テーマの1つ「暮らしを豊かにする未来の買い物」が話し合われている場では...。
ギャル(ギャル大臣さん)「『お姉さん、それめっちゃ似合います』と言ったら値引きしてくれる」
ギャルの周りに流されない“ウチはウチ!”という自分軸。
そして、自分の「直感」や「好き」を大事にする発想。
これが、彼女たちの定義する「ギャルマインド」だ。
富士通社員(ゴルフ大好き“ファー”さん)「店に入ったとき、あるかないかだけ教えてくれる。探す楽しみは奪わないでほしい」
ギャル「逆にね! めっちゃいい」、「そうだよね」
提案されるアイデアへの相づち。
決して否定しないポジティブな思考を持つことも、ギャル式ブレストならでは。
富士通社員「街中で着ている人の服が、どこのやつかすぐわかる」
ギャル「めっちゃいいじゃん。めっちゃいい」
これにより、話し合いの循環が生まれるという。
富士通社員(“ナチュひろ”さん)「温度感て大事だなと思って、なんでも言っていいという状況が素晴らしかった」
富士通 CEO室・斉藤一実シニアマネージャー「社会基盤システムをやっていることもあり、なかなか失敗が許されないところがある。そういう中で褒める文化とか、お互いたたえ合う文化というやり方がすごく良かった」
「自分軸」、「直感性」、「ポジティブ思考」から、新たな可能性の「タネ」を発見する、社内会議の新たな形。
CGOドットコム・バブリー総長「自分らしく自分の言葉でしゃべって、それが受け入れられるような文化をつくっていく。これが真の多様的な場だったり、ダイバーシティといわれるものなのでは。そこから先に新しいアイデア、自分らしいアイデア・プロジェクトが生まれてくるのでは」
モチベーションが上がるようなポジティブな言葉選びや相手を否定せず、まずはしっかりと受け止めるなど、誰もが話しやすい環境づくりを常に意識していきたいものだ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。