日経平均が4日ぶりに反発しました。

 31日の日経平均株価は、午前は小動きでしたが、午後に入って買いが優勢となり、終値は前の日と比べて433円高い3万8487円で取引を終えました。

三井住友DSアセットマネジメント
市川雅浩氏
「前日のアメリカ株が下げていましたので、朝は慎重な動きにつながった。その後は海外投資家の先物の買い戻しが主導する形で上げ幅を拡大していった」

 その後夜になって、アメリカのインフレ動向を占う4月のPCE=個人消費支出の物価指数が発表されました。

 市場の予想通り、前の月と比べて0.2%上昇という結果でしたが、日本の株価への影響について、専門家はこのように話します。

市川氏
「予想を大きく上回るような物価の伸びが確認されなかった、ということは市場にとっては安心材料だと思うので、日経平均にもプラス材料として働く可能性が高い。問題は3万9000円まで一気に行くかどうかは、もう一段物価に関する手掛かりが必要だと思います」

(「グッド!モーニング」2024年6月1日放送分より)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。