6月から、所得税と住民税で1人あたりあわせて4万円が減税される定額減税がスタートする。

東京都内の百貨店「松屋浅草」では、6月1日から定額減税に合わせて、食料品を中心に一部商品でセールが行われる。

国産和牛や果物、ビーフカレーなどが、普段の2割引きで提供される。

松屋浅草・鈴木章浩営業部長「(6月は)ボーナス時期に突入するかと思います。普段は控えているけれども、ちょっといいものをプラス1品購入しようという流れにつながれば」

来店客「(Q. 減税された分は何に使う?)家族みんな食べるので、食費にまずかけて。余ったら外食に行くとか。(こうしたセールは)助かります」

電気代が上がる中、家電量販店でも次のような声が聞かれた。

ジョーシン王子店・吉羽千恵副店長「購買意欲も高まらない中で、減税をしてくれることによって、節電につながる家電製品を、またここでお買い求めいただければ」

小売業界からは期待の声が上がる一方で、物価高の中、0.6%落ち込んだ消費の定額減税による押し上げは、0.2%にとどまるとの見方も出ている。

フジテレビの智田解説副委員長は「円安による食費値上がりと、補助金打ち切りでの光熱費上昇というダブルパンチの中、減税効果を家計がどこまで実感できるかが焦点だ」と話している。

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