黄金色の穂が次々と刈り取られていきます。香川県綾川町の小麦畑で収穫されたのは、県オリジナルの品種、「さぬきの夢」です。県の農業試験場がさぬきうどん用に開発した品種で、今、収穫の最盛期を迎えています。
さぬきの夢は、うどんやそうめんにするとやや黄味がかった色合いとなり、なめらかな噛み応えが楽しめます。
(中村香月記者)
「さぬきの夢とはるみずきをブレンドして作ったそうめんをいただきます。噛むとすごくもちもちで、小麦の香りが鼻を抜けるようで非常においしいです」
さぬきの夢は県内全域で栽培されていて、作付面積は約2500ヘクタール。今シーズンは雨が多く降りましたが、温かい日が続いたことから生育が進み、平年並みの収穫量が見込まれるということです。
輸入小麦の価格は物価の高騰や円安の影響などを受け、依然、高止まりしていて、県は、県産の小麦を用途に合わせてブレンドすることで、需要の拡大を図りたいとしています。
(KAWASOMEファーム 川染常男取締役)
「ぷりぷり感があり、よく登熟が進んでいる良い麦だと思う。皆さんの口に合うように改良して作っているので、ぜひ食べてほしい」
さぬきの夢の収穫は6月上旬ごろまで続きます。
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