東急(東京都)は11日、沖縄県豊見城市の瀬長島に長期滞在型の分譲型ホテルコンドミニアム「STORYLINE(ストーリーライン)瀬長島」を開業する。同ブランドの展開は初めて。那覇空港に近く、全室から滑走路を眺望できる。瀬長島でのホテル開業はリゾーツ琉球(豊見城市)が運営する瀬長島ホテルに続き2軒目。
ストーリーライン瀬長島は地上8階建てで、客室数は101室。最上階に設けたかけ流しの屋外温泉スパからは那覇空港の第2滑走路が見られる。全室を分譲販売し、東急ホテルズ&リゾーツ(東京都)が運営を受託。オーナーが利用しないときはホテルとして一般客にも貸し出す。オーナーは個人と法人が半々で、全室が1月までに完売した。
「ストーリーライン瀬長島」の客室の一例開業に先立ち9日に開いた内覧会で、堀江正博社長は「ビーチをはじめ自然に恵まれた沖縄は観光資源において国内一。今まで以上に全国から沖縄へ来てほしい」と話した。
この日は東急グループの沖縄での事業展開60周年を記念した祝賀会も開かれ、玉城デニー知事や豊見城市の徳元次人市長らが出席した。(政経部・大川藍)
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