日本の企業や個人などが海外に保有する対外資産から負債を差し引いた2023年末の対外純資産は、世界トップのおよそ471兆円となり、5年連続で過去最高額を更新しました。
財務省によりますと、2023年末の対外資産は1488兆3425億円(対前年末比+11.1%)、海外投資家らが日本に持つ対外負債は1017兆364億円(対前年末比+10.6%)でした。
円安や世界的な株価の上昇などを背景に、いずれも前の年末を上回りました。
ただ、円安による影響がより大きく出る対外資産の伸びが対外負債の伸びを上回ったことから、対外純資産は、前の年末より12.2%プラスの471兆3061億円で世界最大となりました。
増加は6年連続で、過去最高額の更新は5年連続となります。
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