秋田市の金足農業高校の生徒が開発した「金農パン」を秋田県の佐竹知事にPRし、店頭で販売した。2024年は北秋田市の名物「バター餅」を初めて使ったパンだ。

21日に秋田県庁を訪れたのは、金足農業高校の生徒4人と大手コンビニエンスストア・ローソンの担当者で、毎年共同で「金農パン」を開発・販売している。

この取り組みは13回目を迎える名物企画で、材料は秋田県産の食材が使用されている。

「金農あんこバター餅クロワッサン」は、北秋田市のソウルフード「バター餅」が初めて使われ、こしあんとともにぎっしりと詰め込まれている。

「金農パンケーキ ミックスベリージャム&ホイップクリーム」は、県産のブルーベリーで作ったジャムとホイップクリームが上品な甘さを演出している。

 坂本桜アナウンサー:
「米粉を使っているので生地がもちっとしている。濃厚なホイップクリームに酸味のあるベリージャムがいいアクセントになっていて、甘いものが苦手な人でも食べられそう」

登庁前に自宅で食べたという佐竹知事も気に入ったようで、「13年間、毎年レベルが上がっている。20年後には食文化『秋田のパン・金農パン』こうなるんだな」と話していた。

 金足農業高校3年・武藤百花さん(クロワッサンを考案):
「秋田でなじみのある、小さい子どもから年配の人まで食べられることを意識してバター餅を選んだ」

 金足農業高校2年・藤田朱星さん(パンケーキを考案):
「想像していた通りのパンケーキに出来上がったので、とてもうれしい」

「金農パン」は、5月24日に秋田県内のローソンで一斉に販売され、このうち秋田市の八橋大畑店では、生徒自らが店頭に立った。

 購入者は「食べるのを楽しみにして買いに来た」「毎年出たら買っている。頑張っているので応援したいと思う」と話していた。

ローソン八橋大畑店では、販売初日の昼までに130個以上が売れ、根強い人気の高さに生徒たちは笑顔を見せていた。

 金足農業高校2年・藤田朱星さん:
「地域に『金農パン』の名が根付いてきたんだなとうれしく思う」

 金足農業高校3年・武藤百花さん:
「みんなが『ことしの金農パンもおいしそうだね』って声を掛けてくれて、とてもうれしかった」

5月28日からは、東北のローソン各店で販売される。

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