もうすぐ梅雨のシーズンが到来。この時期困るのがカビや梅雨が繁殖期のダニ。そこで「梅雨時期に家の中で丸洗いしたいモノ」を街ゆく125人に調査し、そのTOP3をプロの力を借りて丸洗いしてみました。ベッドマットレスの丸洗い後には、寝ころんだ赤ちゃんの様子に変化まで!そのスゴ技に迫ります。
洗濯槽の裏側のコワい世界
家の中で丸洗いしたいもの、第3位は「洗濯機」
32歳男性:
「クリーナーみたいなのを入れて洗ったりはしているけど、ワカメみたいなやつがすごくいっぱい出てくるんですごく汚れているなって」
今回頼ったプロは洗濯機を分解してクリーニングしてくれる「おそうじ本舗」。
ここにマーケティング部の原千晶部員が7年前から使い続けている洗濯機を持ち込みました。大事に使っているということで、洗濯槽も一見するといたってキレイ。
しかし、分解し洗濯槽を取り出してみると…
マーケティング部 原部員:
「うわっ!えっ!?コワイコワイコワイコワイ…これ本当?事実ですか?」
洗濯槽の裏側や底には、茶色の膜のような汚れや白いカビのようなものがびっしり。
洗濯した後には乾燥させるためにフタを開けっ放しにしているという原部員ですが、それでもカビの繁殖力にはかなわないとのこと。
おそうじ本舗 技術アドバイザー関根直樹さん:
「2年に一度ぐらいはプロに頼んで分解して徹底的にお掃除した方がいいかなと」
そこでプロが、この汚れびっしりの洗濯槽を7つほどのパーツに分解し、業務用の洗剤などを使ってブラシなどで手洗い。すると約2時間で、汚れ一つない新品同様に蘇りました!
料金は、縦型洗濯機で洗浄と分解の場合、2万3100円(※洗浄方法で値段の変動あり)です。
エアコン内部はカビとホコリのヘドロ状態!
家の中で丸洗いしたいもの、第2位は「エアコン」
中のフィルターは洗えても、それ以上はなかなか自分では難しいとの声も多く聞かれました。
原部員がおじゃましたのは、千葉県に住む田高さんのお宅。2001年製のエアコンはかなり黄ばんではいるものの、現役で稼働中とのこと。ただ、フィルター以外はこれまで全く掃除をしたことがないといいます。
その内部を、エアコン掃除のパイオニア「ダスキン」の山下亮太さんに見てもらいました。たまに掃除をしていたというフィルターは多少ほこりがついているものの、カビのようなものは見られませんでした。
しかし、カビは別の場所に大量発生していたんです!
エアコンで一番カビが生える場所。それは、エアコンの吹き出し口の奥にある送風ファンの部分。筒状でくるくる回るファンの全体が、黒くドロドロになった汚れで覆いつくされている状態。吹き出し口の羽根にも黒いドロドロがびっしり!
ダスキンサービスマスター 山下店長:
「カビとホコリが固まって積もっている状態ですね。カビも多少は飛んでいたと思います」
このエアコンの内部をプロが高圧洗浄機で掃除すると、黒い液体とともに黒い固形状のものが大量に流れ出てきました。これがカビ。20年分の積りに積もったカビがごっそり取れました。仕上がりをみた田高さんも「うわ~キレイ!!エアコンの中が見える!」
クリーニング料金は、お掃除機能なしのエアコン1台で1万5400円、お掃除機能付きのものは2万6400円。ただし製造後9年を経過している場合はクリーニングできないこともあるので要相談とのことです。
ベッドマットレス 洗浄するとやわらかさも復活
そして、街で125人に聞いた「梅雨に丸洗いしたいもの」で1番多かったのが...
29歳女性:
「マットレスとかがどうなっているのかは気になります。ダニやばそう。カビやばそう」
25歳男性:
「飲みこぼしとか。ベッドがマットレス一体型のやつなので洗いにくいんですよ」
第1位は「ベッド」。特に高温多湿を好むダニが生息しやすいと言われるマットレスは要注意なんです。
「子どもが吐き戻しをしちゃうんで、どうしてもミルクの汚れがついちゃう。見たらイヤだから見ないです」と話すのは生後3か月の赤ちゃんがいるママ、奥田真衣さん。
購入してまだ1年ほどというマットレスを実際に見せてもらうと、ミルクを吐き戻したシミなどがあちらこちらに。毎日のことなので、掃除もままならないと言います。
そんなママの救世主が、年間300枚近くのマットレスをクリーニングしているという、「ダスタリー東京」の江沼喜久雄さん。
マットレス丸洗いと聞くと気になるのが、中のコイルが錆びないかということですが…
ダスタリー東京 江沼代表:
「中のコイルは濡らさないように水の量を調節しながら、コイルに触れないようにやっていきます」
これぞプロの技。まずはほこりを掃除機で吸い取り、植物性の洗剤を吹きかけてブラシで軽くこすります。
そして登場するのが、掃除機のような形のスチームクリーナー。
100℃のスチームで、臭い、シミ、カビなどを分解、さらにおよそ60℃で死滅すると言われるダニも一掃できるといいます。
スチームをかけた後に、ダニの死骸や内部の水分などを一気に吸い取ると、汚れを含んだ黒い水が出てきました。
最後は特製のドライヤーで乾燥。黄色く目立っていたシミもキレイに消えて真っ白に!
さらに、奥田さんが寝転んでみると…「え、めっちゃやわらかいです。本当にやわらかいです」
そう!クリーニングすることで、汚れやダニの除去だけでなく、クッション性も復活するんです。普段はマットレスに寝かせると泣いてしまうという生後3か月の娘を寝かせてみると…
マーケティング部 原部員:
「わ~笑っていますね」
満足げな笑顔でバンザーイ。気持ちよさそうに伸びをしていました。
このマットレスクリーニング。セミダブルで片面の場合、時間は約2~3時間。料金は1万8700円とのことです。
安住アナが“丸洗い”したいもの…
スタジオでは、「何を丸洗いしたいか」との問いに「洗濯機」「エアコン」などの声が上がる中、安住紳一郎アナからは「・・・人生。人生丸洗い」。
これに対しゲストの作家・岩下尚史さんは「私は何もかも、人生も全部自分で丸洗いしている」と返し、ベッドのマットレスも風呂場で自ら洗っていることを披露。
そんな岩下さんが唯一洗えていないものが、15年ほど前にロンドンで買って愛用しているバブアーのジャケット。防水性のワックスを染み込ませた特殊な生地のため、普通のクリーニング店では受け付けてもらえず、これまで一度も洗えていないとのこと。
そこで番組では洗ってもらえるクリーニング店を調査。宮城県・仙台市にある「ラヴァレックス」では、ワックスの塗り直しが可能とのことで、期間は約1か月、ジャケット1枚が1万6500円からと紹介した。
「このジャケットだけがずっと気になっていた。ぜひお願いしたい!」と岩下さんが話すと、安住アナは「じゃあ早速これ、甲坂さんがクリーニングに出しますから」と岩下さんと付き合いの長いアシスタントプロデューサーの名前を出して洗濯を確約。岩下さんは大笑いしながら「あてになるかな~」と応えた。
(THE TIME, 2024年5月27日放送より)
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