体験したアナウンサー自身が「一度は行ってみたい」と思っていた場所へ。これからの季節におすすめの、長井市の新緑が美しい絶景スポットで「ボートツーリング」を楽しんできた。
(リポート)
「長井市の長井ダムです。これからゴムボートに乗って、ボートでしか行くことができない三淵渓谷(みふちけいこく)へ行ってきます」
三淵渓谷を通り抜けできるゴムボートツーリングは、市内のNPO法人「最上川リバーツーリズムネットワーク」が2013年から行っている。
県の内外から人が訪れる人気のパワースポットを目指して、まずは長井ダムの上流部を進んでいく。
(リポート)
「きょう(24日)は天気が心配でしたが、青空も見えて良かったです。日差しに照らされて新緑がとても鮮やかです。きょうは少し風がありますが、その風も気持ちがいいですね」
24日午前中は天候にも恵まれ、絶好のツーリング日和。新緑の間には、ピンクが可愛らしいサワウツギが咲き、華を添えていた。
そして出発から約20分、いよいよお目当ての三淵渓谷へ。
長井市の水神様をまつる神聖な場所ということで、参拝をして渓谷の中に入っていく。
(リポート)
「一気に空気が変わりましたね。静かになりました。一段とヒンヤリとして、神秘的な空間です」
高さ50メートルの断崖絶壁が約250メートル続く渓谷。
幅は5~10メートルと、ボートでしか入ることができない特別な空間だ。
(リポート)
「岸壁がゴツゴツとしていて高くて迫力があります。岸壁と岸壁の間から見える新緑・グリーンがとてもきれいで、ゴツゴツした岸壁と緑のコントラストもとても素敵です」
深緑の湖面、木々の隙間から差し込む日の光も美しく、まるで別世界のような幻想的な景色が広がっていた。
(群馬から)
「渓谷に入ったときに神聖な感じがして、すごく感動した。ちょっと言葉で言えない感じがする」
「驚いた。すごい所だなと。目に優しく本当に気持ちがいい。すがすがしい」
約1時間の癒しの旅。
コロナの影響で去年までは団体用の貸し切りにだけ対応していたが、今年から個人でも利用できるようになり、去年の同じ時期に比べると2倍の人が訪れているという。
(最上川リバーツーリズムネットワーク・石山大介さん)
「天候にも今のところたくさん恵まれていて、お客さまに満足いただいていると思う。渓谷に入った瞬間に皆さんがハッとする。言葉を失うみたいなところが案内していて楽しみにしているところ。そういったところを感じてもらいたい」
ボートツーリングは11月中旬まで、金・土・日・祝日に1日8便運行する。
渓谷の中に入ると空気が一変して、幻想的な景色に圧倒された。
静かな空間で五感が研ぎ澄まされるような、木々の揺れる音・鳥のさえずりなど、いろいろな音が聞こえてきて、目でも耳でも癒される素敵な場所だった。
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