23日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発し、186円高で寄り付きました。直後には利益を確定する売りが広がり下落しましたが、その後は買い注文が膨らんでとんとん拍子に上昇し、終値は486円高の3万9103円でした。
上昇を強烈に後押ししたのはアメリカの大手半導体メーカー・エヌビディア。もともと高かった市場予想を上回る大幅な増収増益となり日本企業に波及しました。
大和証券 日米株チーフストラテジスト
坪井裕豪氏
「日本企業にとっては、半導体マーケットの強い需要が来年も続くという期待が大きくなったところが影響した」
23日、日経平均の上昇に寄与した上位10銘柄。ユニクロを展開するファーストリテイリングを除いた9銘柄は半導体に何らかの関連がある企業です。この9銘柄だけで日経平均を342円上昇させていて、まさに“半導体相場”「エヌビディア祭り」の様相でした。
また、市場関係者は、ユニクロも大きく買われたことが日本市場の底堅さを示しているとみています。
坪井氏
「半導体一色ではあるが、寄与度4番目にはファーストリテイリングが入っていて、半導体以外の銘柄にも物色が広がっているということを考えると、日本株の割安感に着目をした投資家が見直し買いを入れた可能性もあったと思います」
(「グッド!モーニング」2024年5月24日放送分より)
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