ユニ・チャームが、使用済みの紙おむつを一般向けの新しい製品にリサイクルするための処理設備を、初めて公開した。

日用品大手のユニ・チャームは、使用済みの紙おむつを新しいものに「水平リサイクル」した製品を、4月から一般向けに販売している。

22日、鹿児島・大崎町で、使用済みの紙おむつを処理する新しい設備を初めて公開した。

年間約500トンの紙おむつを処理することが可能で、約15年かけて開発されたオゾン処理の技術で、使用済みの紙おむつのパルプを無菌状態にできるという。

ごみを埋め立てで処理する大崎町では、回収される一般ごみのうち約20%が紙おむつで、今回のリサイクルがごみの削減につながるとしている。

ユニ・チャームの城戸勉上席執行役員は、「今後、リサイクルの割合をたくさん増やしていく。水平リサイクルをより完全なものにしていきたい」と語った。

ユニ・チャームは、2030年までに10の自治体や地域で、この仕組みの導入を目指すとしている。

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