例年7月に開催していた相馬野馬追。2023年は日射病で馬が死んでしまうなど、見直しを迫られ2カ月前倒しして、2024年は5月25日~27日に開催される。この変更について、地元では野馬追への関心の高さを実感するきっかけにもなっていた。
<ムード高まる南相馬市原町区>
本祭りのメイン「甲冑競馬」や「神旗争奪戦」が行われる雲雀ヶ原祭場地がある南相馬市原町区。通りには、騎馬武者の旗指物を模した旗が掲げられていて、野馬追ムードが高まっていた。地元の人は「ドキドキしますよ。ウマが行列でいきますから。そういったものを見るのも楽しみのひとつ」と話す。
<ホテルには宿泊予約が殺到>
JR原ノ町駅前にあるホテル「ラフィーヌ」では、例年 野馬追の時期には満室となるが、2023年11月に5月開催が正式決定すると、早速予約が殺到したという。
周辺の宿泊施設もほとんど同じ状況で「全国からの野馬追への関心の高さ」を実感したという。
ラフィーヌ・代表取締役の後藤悦宏さんは「相双地方は、お祭りも食も海も、3つ核になるコンテンツがある。来年も再来年も来たいと思ってもらえるような、おもてなしを目指す」と話した。
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