北陸新幹線の建設促進大会が22日、東京で開かれ、敦賀から西の区間の早期認可・着工の実現に向け、必要な予算の確保を求めていくとしました。
 
大会には、会長を務める杉本知事をはじめ、北陸新幹線沿線の知事や国会議員ら約260人が出席しました。杉本知事は「県内開業した新幹線の熱を大阪までつなげなくてはならない」とあいさつ。一部から”米原ルート”を求める声が上がっていることに対しては「一年半に及ぶ議論の末、与党PTが決めた事実がある。関西の発展のためにも”小浜・京都ルート”は外すことはできない」と述べ、“小浜・京都ルート”は大阪まで乗り換えがなく、所要時間や建設コストの面でも米原ルートより優れていると強調しました。
  
また、与党整備委員会の委員長に内定している西田昌司参院議員は「与党PTでも、手続き的に小浜~京都~大阪は正式に決まっているので、それを蒸し返す話は断じてありえない」と発言し、石川県の馳知事は「大阪まで乗り換えなしでの早くつなぐという道筋を国会議員につけていただくのが最大の要望」と語り、「小浜・京都ルート」の早期認可・着工に向け、一致団結して国に必要予算の確保や駅の位置や詳細なルートの早期公表などを求めていくとしました。
  
大会後、滋賀県の三日月知事は「滋賀県としても関西広域連合の一員として、小浜、京都、大阪を早期につなぐという一心で行動していきたい」と話しました。
 
この後、杉本知事らは、大会で決議された大阪までの全線開通へ向けての予算確保などを自民・公明の与党や国土交通省などに要望しました。

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