今、食卓に欠かせないキャベツの価格が全国的に高騰しています。

福岡ではどうなっているのか、最新の価格を取材しました。

22日に訪れたのは、福岡市中央区の青果店。

野菜の価格に『異変』が起きていました。

◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「キャベツは小さめになるんですけど、320円。(例年の)倍以上」

例年の同じ時期は1玉128円のキャベツが、22日は2倍以上の320円にまで値上がりしていました。

キャベツの価格はいま、全国的に高騰しています。

農林水産省が21日に発表したキャベツの平均小売価格は、1キロ375円。

平年に比べて88パーセントも高くなっていました。

4月に雨が多かったことなど、「天候不順」が原因で、出荷量が減少しているとみられています。

日々の食卓に欠かせないキャベツ価格の高騰に、買い物客はー

◆買い物客
「高いですね、困っていますよ。料理の横に必ずトンカツなど使うし。もう少し安くなると生活がしやすいんですけどね」

◆買い物客
「買えないですね、そんなに高いんですか。葉物はその時期その時期で変わってくるので、安いときにおいしいものを食べられるように工夫して献立を考えています」

価格が高騰している野菜は他にもー。

◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「きのう(21日)から急に値上がりして、レタス1玉320円」

前週までは安いもので148円だったレタスは、22日は2倍以上の320円にー。

ほうれん草は、前週の108円から198円にまで跳ね上がっていました。

一方で、お買い得の野菜もあります。

◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「ブロッコリーはきょう(22日)148円ですが、2~3日前までは300円近くでしたね。GW後から10日以上は1度も入ってきてなかった」

ブロッコリーは大型連休以降、品薄状態が続き、2~3日前までは300円近くしましたが、22日は148円に値下がりしました。

また、1カ月前までは2本で178円していたキュウリも、22日は98円とお手頃な価格になっています。

この他、白菜は4分の1カットで138円、高値のキャベツの代わりに購入する客が多いといいます。

◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「使いやすいですよね。キャベツみたいに炒めてもいいし、煮込んでもスープでも何でも使えるので、買いだと思います」

農林水産省は今後のキャベツ価格について、「高冷地からの出荷が増え、落ち着くとみられる」としています。

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